2017年採集日記(中)


■ 4月30日(日) 飛騨市神岡町のサイシン食いのギフ(パート1)

ミズバショウの咲く湿地。
ミズバショウの咲く湿地。

 前年、神岡町西でポイントを見つけたときには1♂しか採れなかったので、今年こそしっかり採ってかたをつけようと意気込んで出かけた。9時15分に着いた時点で気温はそこそこ。しかし、木々の芽吹きが少し浅いように感じる。ギフも飛ばない。そこで、発生状況を確かめるためにすぐに山田へ転戦した。

 神岡町山田のポイントには思いがけず先客がいた。これまで何度か通っているが採集者に会ったのは初めてである。きっと相手もそう思っているに違いない。聞けば2日前にすでに採れているとのことだが、とはいえ今日の段階でもまだ出始めで少ないとのこと。しかも狭いポイントに2組3人入っていると聞いて、ここも即転戦。

 次に向かったのが神岡町伏方。さすがにここは誰もいない。2013年に初めてこの場所を見つけたときは、急斜面を上まで登ったものの、ピーク下の「肩」に当たる場所に鳥食われとボロがいただけでピークには何もいなかった。それ以来何度か訪れているが、最初の経験が邪魔してきつい斜面を登る気になれず、いつも麓の発生地でお茶を濁して帰っていて成果が上がっていない。今日は発生初期のようなので登るならチャンスだ。でも正直登りたくない。きつい急斜面を、「登っても多分いない」と思いながら登るのは本当にきつい。でも欲と道連れなので、やっぱり登ることにした。やっと「肩」の所に着いて何もいなかったときにはかなりガッカリしたが、ここまで来た以上はピークまで登る。

 いたーッ! 4年前はもぬけの殻だったピークに、何頭ものギフが溜まっていた。どれも新鮮な♂ばかり。登って良かった。こうして採れてしまうと、なぜ登る登らないで迷う必要があったのかと我ながら不思議に思う。おそらく4年前は、発生終盤だったために♂が登っていく途中で♀と出会ってしまい、誰もピークにたどり着かなかったのだろう。ピークを狙うなら♀が羽化する前の発生初期に限る。今回つくづくそう思った。

 すっかり気を良くして最後に神岡町西のポイントへ戻ったが、なぜか全くいない。諦めて帰ろうとしたとき、杉の梢から降りたと思われる個体を雅恵が採った。さすがに時間が遅かったかもしれない。

 なお、桜の開花状況は古川町内の宮川堤は28日時点で「散り初め」という情報で、この日の国道41号線沿いの古川町末真から戸市付近は満開、神岡町山田付近は3分咲き程度だった。

[記録]2017年4月30日(日) 同行者 雅恵

岐阜県飛騨市神岡町伏方 ギフ 8♂

岐阜県飛騨市神岡町西 ギフ 1♂(雅恵採集) 

 


■ 5月3日(水・祝) 飛騨市神岡町のサイシン食いのギフ(パート2)

決して「夜逃げ」ではありません。
決して「夜逃げ」ではありません。

 5連休の始まりのこの日、天気予報によれば3日間は晴天が続きそうなので、2泊3日分の車中泊の用意と自転車2台を車に積んで出かけた。

 私の自転車は折りたたみ式だが26インチなので折りたたんでも結構大きく、雅恵の自転車は20インチの小径車だが折りたためないのでかさばる。で、とどのつまりが右の写真のような「夜逃げ」もしくは「ゴミ屋敷」同然の状態となるのであった。

 「これでどうやって車で寝るんだ?」と、いぶかる向きもあるかもしれないが、心配ご無用。自転車は当然降ろして外に停めておき、他の荷物は全部、運転席と助手席とその足元に順序よく整理して積み上げるときれいサッパリ片付いて、大人二人が横になれるフルフラットのスペースが現れるのである。

 さて、3日前に雅恵が1♂採集した神岡町西のポイントでこの日は朝から粘るが、全く気配さえない。昨年も近くで1♂採集しているので絶対いるはずだ。桜は満開で雲が多めとはいえ薄日が差して気温もそこそこ上がっている。これで飛ばないということは、もしかしていないということか? 確かにミズバショウの咲く湿地や小川の流れる明るい雑木林など環境は整っているが、肝心のサイシンが見つからない。では、採れた個体は流れ弾か?

 場所を変えて上を探すことにする。心象的には上より下のほうが食草がありそうな気がするが、時間と気温を考えると下は出払ったあとの可能性が高い。だいいち下で発生しているのなら、今いるこの場所へ少しぐらいは上がってくはずだ。そう考えて上を攻めることにする。

 いれば溜まる可能性のある小さなコブのような所を覗いてみたがいない。次に山腹を巻く林道を歩いてみるがサイシンは見つからず、下から上がってくる個体と出くわす以外になさそうだ。しかし30分歩いても成果なく、すでに敗色濃厚となっていた。それでももう少し行くと道が林を抜けそうなので、そこまで行ってみようと考えた。もしかしたら林の縁に沿って下から上がってくるかもしれない。

 林の向こう側へ出た。周囲を注意深く見渡す。とそのとき、いたッー! すぐ目の前にいた。足元の地面スレスレをすばやく飛ぶギフに、夢中でネットを被せた。朝から苦戦を強いられ焦っていただけに、安堵の気持ちでほっと胸をなでおろした瞬間だった。と同時に、足かけ3年、都合5日にわたって神岡町西のポイントを探しまわり、やっとポイントらしいポイントを見つけた瞬間でもあった。

[記録]2017年5月3日(水・祝) 同行者 雅恵

岐阜県飛騨市神岡町西 ギフ 8♂(内2♂雅恵採集) 

 


■ 5月4日(木・祝) 福井県九頭竜湖周辺のギフ(パート1)

 九頭竜湖の奥の道路にゲートが出来てどれくらいになるだろう。少なくとも2011年5月には車で入れた。しかし、その後いつの間にかゲートが設置され、冬季間は閉まっている。ギフチョウシーズンである5月の連休頃もまだ閉まっていて、完全に残雪が消えて道路整備が終わるまで車で入ることは出来ない。前年は記録的に雪が少なかったので4月中旬に開いていたらしいが、そのときすでにギフはボロボロだったらしい。

 目的地の羽見谷まではゲートから片道14km余り。いくら平坦な舗装道路とはいえ、とても歩く気にならない。片道3時間半。朝6時に歩き始めれば9時半に着く計算だが、そこからまだ尾根へ登ることを考えると採集する時間がない。というか、時間がない以前にそもそもそんな根性がない。

 でも、そこを好き好んで歩いたという人がいる。その人こそは誰あろう、昆虫少年のブログに時々コメントを下さる徘徊老人さんその人だ。全く尊敬に値する。しかし、私の場合はそんな根性のカケラもないがギフを採りたい欲だけはあるので、全然違うことを考えた。

「そうだ、自転車で行こう!」

という訳で、わざわざこの日のために準備した「電動アシスト付きマウンテンバイク」というコンセプトの倒錯した自転車で、いざ出陣! 

ぶっ飛び!電動アシスト付きマウンテンバイク。
ぶっ飛び!電動アシスト付きマウンテンバイク。

 件のマウンテンバイクは私が予想した以上に快調で、今後とも大きな戦力となることが期待された。一方、雅恵の自転車も電アシながら小径車のため、登りで有利な反面平坦な道ではスピードが出ず、私が時速20kmぐらい出しただけでついてくるのにヒーヒー言っている始末。今後に課題を残した。

 さて、湖畔のワインディングロードをゆっくりゆっくり走って目的地に近づいたころ、道端のスミレにギフが来ていたが、ザックからネットを取り出して組み立てている間に逃げられてしまった。ここからはネットを片手に持って自転車を転がすことにする。と、その直後、後方で雅恵の悲鳴のような叫び声が! 振り返ると、手に持ったネットが自転車の前輪に巻き込まれて大変なことになっている。どうしたらこういうことになるのか不思議なほどに、枠はぐにゃぐにゃ、ネットはビリビリのボロボロの木っ端微塵状態で、まるで原型を留めていない。

 まずい。こういうときに限って予備のネットを車に置いてきてしまった。なんとか枠はそれらしい形にその場で修復したが、ネットはどうしようもない。

雅恵「私はいったい何しにここまで来たの?」

私 「サイクリングに来たと思えばいいじゃん」

 確かにここまではサイクリングでもいいかもしれないが、問題はここから先だ。尾根へ向かう林道は予想以上に荒れていてきつかった。途中まで雅恵を連れて歩いたが、このまま上まで連れて行くのも可愛そうだし、だいいち連れて行ってもネットがないので役に立たない。そこで、適当な場所で雅恵を見限って一人で登ることにする。哀れ雅恵は山中にひとり置き去りにされ(いつものことだけど)、木っ端微塵の切れぎれになったネットを手に、これを何とか直そうと木陰で半べそをかきながら裁縫にいそしむのであった。 

 お爺さんは山へ蝶採りに、お婆さんは山へ針仕事に行きました‥とさ。

 このあと、私は首尾よくギフが上がってくる尾根のポイントを見つけ、五月晴れのブナ林で次々に飛来するギフを堪能して正午頃に雅恵の待つ場所へ戻る。するとどうだ、雅恵のネットは目を疑うほどに復元していた。

木っ端微塵の切れぎれのネットのカケラを繋ぎ合わせて縫い合わせ、よくぞここまで直した。
木っ端微塵の切れぎれのネットのカケラを繋ぎ合わせて縫い合わせ、よくぞここまで直した。

 でもあと少し、簡単そうなところが直っていないのはどうしたことかと思いきや、あと少しのところで針を落としてしまってどうしても見つからないのだとか(泣きっ面にハチ)。泣きながら探したけれど見つからないので諦めて、この状態で3♂採集したという(転んでもタダでは起きぬ)。 フランケンシュタインのような縫い跡も、初めはパズルのようで何処と何処を縫い合わせてよいのか途方に暮れるほどだったという。

 それにしても、よくぞここまで。出来るな御主(おぬし)。「必殺!『針』仕事人」と呼んでしんぜよう(← 去年の二番煎じ)。

[記録]2017年5月4日(木・祝) 同行者 雅恵

福井県大野市羽見谷 ギフ 24♂(内3♂雅恵採集)

福井県大野市伊勢 ギフ 1♀

 


■ 5月5日(金・祝) 福井県九頭竜湖周辺のギフ(パート2)

 翌日はまたとんでもない事件が起きた。昨日と同じように九頭竜湖畔を自転車で走り始めて間もなく、昨日私たちと同じように自転車で入っていた採集者が道の向こうから自転車でやってくる。どこへ行くのかと思いきや、今日は反対側の伊勢峠から車で入れたまではいいが林道で脱輪してしまい、JAFを呼ぶため電波のつながる場所まで行く途中だという。谷へ転落寸前と聞いたがどうしてあげることも出来ないので、「それは大変ですね」とか気休めにもならない言葉を告げて別れた。

衝撃! 谷へ転落寸前の車。
衝撃! 谷へ転落寸前の車。

 現場へ行ってみると、見てはならないものを見てしまった気がした。もし転落していたら最悪命が助からなかったかもしれない。お互いくれぐれも事故のないよう無理をせず、採集が楽しいものでありたいと願う。注意喚起の意味で、ご本人の了解もなく勝手に写真をアップしてしまった(お名前も連絡先も知らないのですみません)。 

 さて、この日は「曇りのち正午ごろから晴れ」の予報だったので、無理して登らず麓で♀を狙うことにした。ところが実際には正反対で「晴れのち正午ごろから曇り」の天気となった。朝から気温がグングン上がってあっと言う間に暑くなり、こうなると麓は完全に出払った感じで全く飛ばない。それでも10時半過ぎから♂♀ともポツポツ飛ぶようになった。これは交尾の解けた個体が活動を再開したものと思われる。しかし、ようやく調子が出始めたと思ったのもつかの間、正午ごろから曇って再び低調となった。

 この日はまだ発生前半だったと思われるので、もし午前中に尾根に登っていれば昨日同様かそれ以上のギフの饗宴に狂喜乱舞したことと思う。

九頭竜湖畔の道路上で真っ昼間に出会ったタヌキ。
九頭竜湖畔の道路上で真っ昼間に出会ったタヌキ。

 冒頭で書いたように、九頭竜湖の奥の道路はこの時期ゲートが降りていて車が入れない。人間がいなくなると動物たちの天下のようで、夜行性で普段滅多に見かけることのないタヌキに2日連続で出会った。詳しいことはすでにブログに書いたのでご覧いただきたい。

 白昼堂々!タヌキの狸寝入り(サイト内リンク)

[記録]2017年5月5日(金・祝) 同行者 雅恵

福井県大野市細谷 ギフ 3♂3♀(内1♀雅恵採集)

福井県大野市伊勢 ギフ 2♂2♀

 


■ 5月14日(日) 高山市荘川町のギフ(パート1)

麓の発生地の環境。
麓の発生地の環境。

 荘川町では前年に2か所ポイントを見つけているが、いずれも大した成果でなかったので今回再度訪れた。

 1か所目の牛丸は少し時期が遅かった印象で、ややスレた個体ばかり。午前9時半には早くも出払った感じとなったので早々に転戦した。

 2か所目の野々俣はよく知られた御手洗川の河岸段丘上のポイントとは別の場所で、ピークを2か所攻めたが期待に反して1♂のみの貧果だった。ガッカリしたし疲れたしで昼ごろから麓の発生地でまったりしていると、こちらは期待した以上にまずまずの成果となった。すべて当日羽化と思われる新鮮な個体だったが、♀も複数混ざったことからピークを攻めるには微妙に時期が遅かったのかもしれない。

[記録]2017年5月14日(日) 同行者 雅恵

岐阜県高山市荘川町牛丸 ギフ 5♂(内3♂雅恵採集)

岐阜県高山市荘川町野々俣 ギフ 5♂2♀(内1♂雅恵採集)

 


■ 5月20日(土) 高山市荘川町のギフ(パート2)

これを何と呼ぶ!(旧宮川村打保にて)
これを何と呼ぶ!(旧宮川村打保にて)

 この日は、前年に初めて行って感動した万波高原へ行くために早朝から車を走らせた。ところが万波へ入る事実上唯一のルートである旧宮川村打保の林道入口付近に来たところで、何の予告もなくいきなりこれだ!

「聞いてないよ、そんなの」と泣きそうになった。あとで聞いたところによると、この林道は2015年のシーズンも止まっていたらしい。

これを何と呼ぶ!(旧河合村楢峠にて)
これを何と呼ぶ!(旧河合村楢峠にて)

 万波へ入る別の方法で考えられるのが、旧河合村二ツ屋から楢峠越えで入るルートである。ただこのルートは楢峠の向こう側は北向き斜面のため、この時期は残雪だらけで車は通行できない可能性が高い。さらに、仮に入れたとしても小坂谷の入口にチェーンがかかっているので、そこから先は歩くことになる。そこまで分かっていながら藁をもすがる思いで楢峠へと車を走らせた。峠の手前は南向き斜面のためすっかり初夏で、この先に残雪があるなんて全く想像もできない。が、しかし、峠に着くとお約束どおりの‥。

♪ 悲しいほどお天気 ♪
♪ 悲しいほどお天気 ♪

 現実を受け入れられない私は、往生際悪く峠の手前に車を停めて向こう側へと歩いて行った。峠の手前と向こうではまさに別世界で、手前は初夏なのに向こうにはまだベタベタに残雪があった。

 こういうときに限ってまたとないほどの快晴。昔、ユーミンの曲に「悲しいほどお天気」ってのがあったのを思い出していた。

この伐採が環境に今後どう影響するか。
この伐採が環境に今後どう影響するか。

 せっかくの快晴のなか右往左往して散々時間を無駄にした挙句にたどり着いたのが、六厩の女滝湿原。きっと人だらけだろうと思いきや、なぜか誰もいない。一瞬色めき立ったが何のことはない、ギフもいない。そしてしばらくすると続々と採集者が現れた。どうやらみんな朝からやっていて気温が上がりすぎて出払ったため、しばらく他へ行っていたらしい。

 ところでこの日、女滝湿原の手前反対側斜面が何の目的か皆伐されていた。こうした行為が湿地の乾燥化を招かないことを切に願うのみである。

[記録]2017年5月20日(土) 同行者 雅恵

岐阜県高山市荘川町六厩女滝 ギフ 1♂(雅恵採集)

 


■ 5月21日(日) 高山市荘川町のギフ(パート3)

 この日は荘川町内の少し標高のある場所を探すつもりだったが、六厩が時期的にピッタリのようなので朝一番で覗いてみることにする。人が少なかったらやろうという考えだったが、人が少ないなんてことが六厩に限ってあるはずなくて、朝7時で良いポイントはすでに押さえられていた。諦めて転戦しようとしたところ、端っこの方が少しだけ空いているのに気づいて未練たらしくちょっとやらせてもらうことにする。

 8時ごろ:朝は冷え込んでいたのが急激に気温が上がり始めたと思ったら、向こうの方で採集者がネットを振った。どうやら採ったらしい。

 8時15分:同じ採集者が向こうで1頭追加。こちらには全く来ない。

 8時30分:同じ採集者が振り逃がし。しめしめ。直後、道路上をこちらへ向かって飛んでくるギフに気づくも手前で山側へ行ってしまった。

 8時45分:湿原のクマザサ上をかなりのスピードで飛ぶギフを発見。すぐに見失うもしばらく待っているとブルーネットめがけて真っ直ぐこちらへ向かって飛んできた。なのに2m手前でいきなりクマザサの葉上にピタッと静止。「消える魔球」ならぬ「止まる魔球」のようで、思わずつんのめりそうになった。

 これを仕留めてnullをなくしたところで、当初の予定どおり別の場所へ探しに行く。結果これが裏目だったかもしれないが、人の多いところでやりたくないので後悔していない。この日も前日同様天気が良すぎて、11時には暑いぐらいのギフチョウには難しいコンディションとなった。

[記録]2017年5月21日(日) 同行者 雅恵

岐阜県高山市荘川町六厩女滝 ギフ 1♂

岐阜県高山市荘川町野々俣 ギフ null

 


■ 5月27日(土)・28日(日) 秋田県矢島町のギフ

 ずっと前から行きたいと思いつつ果たせなかった念願の秋田へ、プチリタイヤした今年行かなくていつ行くんだ!ということで、天気予報が悪いなかを無理やり出かけた。表向きは下見と割り切って、でも内心では採れることを期待していた。

 結果、2日間とも雨にたたられて散々だったのに、1時間足らずの晴れ間に奇跡的に採れた。正確に言うと、採ったのは雅恵であって私は見てもいない。でも夫婦は一心同体だからこれでいいのだ。詳しくはすでに採集記をアップしたのでそちらをご覧いただきたい。

 北限のギフチョウを訪ねて(サイト内リンク) 

[記録]2017年5月27日(土) 同行者 雅恵

秋田県由利本荘市矢島町 ギフ 2♂(雅恵採集) 

[記録]2017年5月28日(日) 同行者 雅恵

秋田県由利本荘市矢島町 ギフ null

 


■ 5月29日(月) 長野県栄村野々海池林道のギフ

上越自動車道から望む妙高山。
上越自動車道から望む妙高山。

 2日間ほぼ雨だった秋田からの帰途、この日は新潟県内の上越自動車道新井PAで朝を迎えた。身支度を整え朝食を済ませて出発すると、この快晴! この絶景! 中ほどの高い山が妙高山、右手白い頂は火打山、左手奥にちらっと見えるのが黒姫山‥。

 あゝ、それにしても、なんで昨日この半分でもいいから晴れてくれなかったんだよ。 

 バッカ ヤロオォォーーー!!! 

 と、車の中で叫ぶんじゃないよ、やかましいから。叫びたければ心の中で叫んどきな。 

 この日立ち寄った野々海池は、かつて北信に通っていたころ何度か中腹の野々海林道で採集した経験がある。時期的には5月中旬で、そのころ山頂の野々海池まで足を伸ばすとまだ残雪が多くて全くダメだった。

野々海池は雪の中。
野々海池は雪の中。

 そのときの経験から、野々海池周辺のギフの発生は平年で6月上旬ごろと理解していた。今年の各地の残雪は平年並みで決して多くはないという認識で、この日の野々海池はギリギリ出始めぐらいか? そんな予想で来てみてビックリ! ご覧の通りまだ一面の銀世界、まるっきり雪の中だった。

なんでこんなに雪があるんだっ!?
なんでこんなに雪があるんだっ!?

 なんでこんなに雪があるの? なんで? どうして? キツネにつままれたようだが、この雪が1週間や2週間できれいサッパリ解けてなくなるとは到底思えない。ということは、もしかして今年の当地のギフの発生は6月下旬か? ということはもしかしたら「7月ラベルのギフ」が狙えたりなんかして‥。

 なんてくだらないことを考えたりしながら、ほんの少し標高を下げるとすぐに初夏のたたずまいで、ボロボロのギフに翻弄されるのであった。

[記録]2017年5月29日(月) 同行者 雅恵

長野県栄村野々海林道 

ギフ 13♂(内3♂雅恵採集。半数以上リリース) 、カラスアゲハ春型1♀